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【岡山 幸樹さん】「芸能界で生きていく」お仕事にかけるまっすぐな想いと等身大の言葉に迫る対談企画(後編)

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今回は、以前ご紹介して反響が大きかった岡山 幸樹さんの活動をさらに深掘りする企画!岡山さんのレポーターや俳優としてのバイタリティ溢れるエピソードをVitamina Day CEO SHIORIとの対談形式でお届けします!前編では、芸能の道を目指し動き出した岡山さんの等身大の想いを聴かせていただきました。

岡山 幸樹さんの紹介記事はコチラ

対談企画(前編)はコチラ

芸能の道を目指すも最初は仕事が全くなく、人生初めての “挫折” を経験したという岡山さん。それでも諦められない、諦めたくない、自分で選んだ道。そんな状況をリカバーした岡山さんの覚悟と行動とは?

ー(SHIORI)岡山さん自身が変わったきっかけっていうのはやっぱり芸能のお仕事をすると自分で決めて、自分で努力して自分で掴んでいったからですか?
はい。今までのスタンスではもう全く芸能の仕事はとれなかったので、人生で初めて挫折しました。

ー(SHIORI)“人生で初めての挫折”! 当時の岡山さんについて教えてください。
それまで当たり障りなく生きてきたので、苦手なことがあまりなかったんですよね。勉強は学年でトップ10にはずっと入っていましたし、スポーツでは中学も高校もバレーボール部のキャプテンをやっていました。自分でもそんなに難しいと思ったことがなかったんですよ。

ー(SHIORI)「文武両道」みたいなタイプだったんでしょうか?
そうだと思います。そういう感じで18年間生きてきたのですが、芸能の仕事で、初めて挫折しました。完全に。

ー(SHIORI)けっこう落ち込みました?やっぱり思ってたよりは全然うまくいかなかったですか?
全然うまくいかなかったです。本当に。テレビで今活躍されている方の下積み時代の再現VTRってあるじゃないですか。「下積み時代にこんな仕事しかできない」という仕事すらも、僕はできてない、そんな日々でした。

ー(SHIORI)そういう状況をどうリカバーしたんですか?
今もそうなんですけど、結局、本人がもっていること以上のことはやらせても無駄だなと思っているんです。リポートや中継ってけっこうアドリブなんですよ。

ー(SHIORI)確かにそうですね。アドリブなんてすごい。台本もないんですか?
台本は一応あるのですが、流れでしかないんですよね。「この道を通った時にこれがあるから紹介してください」みたいな感じです。でも内容は特に決まってないから、説明をして、あとは耳1つでスタジオの人とやりとりしながら進めます。

ー(SHIORI)レポーターさんのスキルに委ねられてますね。
その時に “ある程度言葉を知らないと” とか “見たものを自分で表現できる力がないと” とかって思いました。中継は、できる人とできない人、やらしてもらえる人とやらしてもらえない人がいるっていうのをスタッフさんが言ってましたね。

ー(SHIORI)やっぱりシビアに見られるんですね。
そうなると、他の仕事でもそうですけど、「やりたい、やりたい」って言って、いざやらせてもらえた時にできなかったら、それこそそこで終わるじゃないですか。そんなことを新人で、全然仕事がなかった時に思って、とりあえずいただいた仕事をちゃんとやってました。

ー(SHIORI)そこでも岡山さんの俯瞰して物事や状況を見るスタンスが現れていますね。
あとは、けっこう人との繋がりの仕事なので、下っ端やけども、スタッフさんとはたくさん喋ってましたね。

ー(SHIORI)芸能だけではなくて起業とかでもそうだと思うのですが、人と人との繋がりじゃないですか。お仕事をもらえるかもらえないかとか、何ができるかできないかとか。
そうですね、媚びを売ってやろうと思って、プロデューサーさんとかえらい人とかのところに行くとなんかもう丸わかりやから、全然うまくいかなかったりするんですよね。普通に喋りに行くと、結構覚えてくださってて。同じ現場で次もまた呼んでもらえたりします。

ー(SHIORI)意外とそういう小さな積み重ねが本当に大事だったりするんですよね。
本当にそう思います。お芝居とかだと現場で役が変わったりするんですよ。台詞なしのほぼエキストラみたいな役として行った現場でも、目立ってたり、監督さんやフロアのディレクターさんが良いなって思ってくださったら、ピックアップされて、位置が前に出たり、映ることになったり、急に台詞をもらったり。

ー(SHIORI)へぇ〜! そんなこともあるんですか! どんな現場もどんな役も、頑張り次第でどう繋がるか本当にわからないものですね!
そうなんです。そういうのが結構あったので、最初はチャンスをどれだけ増やせるかっていう感じでした。

ー(SHIORI)そういう経験を経ているってすごく強いですね!順風満帆に行っている人こそけっこう脆いと思っていて、やっぱり苦労とかそれを乗り越えた経験とかが頑張る力になると思うんです。
苦労自慢はそんなにしないですけど、一通りの苦労だったり乗り越える場面だったりは経験できた気がします。

芸能の道に進むことを自分で決めて、うまくいかないのはわかってたけどうまくいかなかった。「じゃあ、そこからどうしよう」と決して止まらなかった、逃げなかった。岡山さんの魅力にひとつずつ気づかされます。

ー(SHIORI)自分で苦労して、考えて、自分の道を決めていったからこそ、岡山さんはご自身を知っていると思います。それってすごく強みですよね。
そうですね、多分この2〜3年が、一番きつい時期でした。初めの頃は、単純に “仕事がない” っていう悩みだけで、バイトはずっとしてたからお金もあったんです。“いつでもお金使えるし、遊びにも行けるし。仕事はないけど。” って感じでした。

ー(SHIORI)お金の心配はなく、夢を追いかける日々だったんですね。
ちょっと仕事がもらえるようになると、バイトも出られなくて、スケジュールも取れなくて、”仕事はしてるのにお金はない” っていう状況がけっこう続きました。その時に、いろいろと底を見た気がします。当時の “しんどい” “やばい” っていうのを超えた時、だいぶ息をするのが楽になった感じです。

ー(SHIORI)それは経験したことがある人にしかわからないことですね。
ですね。やっぱり同い年の子達って、会社員をやってたり、お店をやってたりするのが “普通” なんだと思います。普通に働いていたら、食いっぱぐれることはないじゃないですか。

ー(SHIORI)確かに安定や安心感はありますよね。
でも僕らの仕事って、なかったら、とことん仕事も、お金もない。お金がなくなると人間的にもゆとりがなくなってきて、すごくきつくなっちゃうんですよね。追い込まれたら、自分で取捨選択をするようになりました。

ー(SHIORI)何を捨てて、何を取ったんですか?
以前は困ってる友達がいたら全部助けるっていうスタンスだったんです。親身になるし、話も聞く。でも、人との関係の深さを見つめ直したり、自分で考えて選んだり諦めたりっていうのをすごくするようになりました。

ー(SHIORI)ご自身の考え方や生き方を見つめ直さないとそういう決断ってできないですよね。すごく勇気のいることだったと思います。
取捨選択って大事だなと思います。2年前くらいに、金銭的にすごく厳しくて、電車に乗れるかもちょっと危ういみたいな時期があったんです。その時、何もなくて、僕けっこう勉強も兼ねて写真集を買ったり、服やちょっとした小物でブランド物を買ったりしてたんですけど、全部売った時がありました。

ー(SHIORI)そんな時期があったんですか。そういう時期って当時は本当に苦しいけど、振り返ると必死だったなってなんだか胸が熱くなるような感覚になりますよね。
その時のことめっちゃ覚えてるんですよ。すごい台風で、大雨やったんですけど、その日にお金を用意しないと、保険料か何かが払えなかったんですよね。そのお金を用意するためだけに、大雨の中『Book off』か何かに行って、本とか大事なものとかを全部売りさばきました。それでなけなしのお金を用意したんです。

ー(SHIORI)忘れられないありありとした情景が岡山さんの心にいつまでもあるからこそ、今の岡山さんがいるんですね。
はい、だからこそ僕は今こうして前に進めているのかなって思います。これからも、きっと。

岡山さんが眩しい笑顔で紡ぐ等身大の言葉を前編・後編に分けて、お送りしました。

表に見せる顔は、柔らかくて癒し系で、芸能の世界でレポーターやモデルとしてキラキラ輝くそんな方。

でも、最大の魅力は、「岡山 幸樹」というひとりの人として見たときに見えてくるのではないかと思いました。本当に強くて、強いからこそ優しくもなれる。本当に一生懸命で、一生懸命だからこそ、手にすることも捨てることも、自分自身で選ぶことができる。岡山さんの魅力はまだまだ語り尽くせそうにありません。これからもどうか唯一無二のかけがえのない人生を見させてください。素敵なお話を聞かせていただきまして、本当にありがとうございました!

(インタビュアー・編集)SHIORI
(文・撮影)YUI
(撮影場所)COHSA SHIBUYA

岡山 幸樹さんの記事はコチラ
紹介記事:https://vitamin-day.com/252/
対談記事(前編): https://vitamin-day.com/1141/

岡山 幸樹さんのSNSはコチラ
Instagram:https://instagram.com/kouki_okayama
Twitter:https://twitter.com/kouki_okayama
Blog:https://ameblo.jp/kukoxxx/
YouTube:https://youtu.be/pttEcl5QnXg

VitaminDay編集部

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