【河野 涼さん】セレクトショップ『New NIPPON Store』に込めた表現者としての想い
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今回は、以前ご紹介して反響が大きかった河野 涼さんの活動をさらに深掘りする企画!
河野さんがセレクトした全国の逸品を販売するセレクトショップ『New NIPPON Store』が期間限定で開催されていました!Vitamin Day編集長のYUIが実際に行った様子を河野さんへのミニインタビューを交えてご紹介します!(※イベントは2020年9月6日(日)に終了しています。)
『Takanawa Gateway Fest』開催概要
開催期間:2020年7月14日(火)~9月6日(日)※イベントは既に終了しています
開催場所:高輪ゲートウェイ駅前特設会場
主催:東日本旅客鉄道株式会社
『JapanMade』編集長を務める河野 涼さんが日本全国の工房から “衣・食・住・楽” を切り口に伝統工芸の “いま” を学ぶことができる逸品を集め販売するセレクトショップ『New NIPPON Store』が『Takanawa Gateway Fest』に期間限定オープン。
日本のモノづくりを伝えるメディア『JapanMade』公式サイト
延期を重ねたJR Takanawa Gateway Fest @jr_tgf ついに開催が決まりました。伝統工芸ショップの公式キュレーターとして、工房さんをセレクトさせて頂いてます。工房の方々とオンラインで語る配信企画も行う予定なので、是非みなさん覗いてみて下さい~!https://t.co/TZ7moyB2OV pic.twitter.com/JugLtRz6il
— RYO KAWANO (@ryoxxx71) July 4, 2020
ー(YUI)「今回セレクトショップを開催されていましたが、もともとセレクトショップを開催したいという想いはあったのでしょうか?」
(河野さん)「自分がそのようなお店を開く、というイメージは正直していませんでした。ご縁でお声がけ頂いて、今回のような機会となりました。とってもありがたいお話でした。」
高輪ゲートウェイ駅前のNew NIPPON Store、後半は商品が全部入れ替わります!今日は入れ替えでお休みですが、だいぶいい感じになってきました。5本指の下駄(岐阜)、組子(栃木)、寄木のけん玉(神奈川)、樺細工(秋田)、竹細工(大分)、和ろうそく(京都)がラインナップです!後半も是非! pic.twitter.com/b2NwHyTIhN
— RYO KAWANO (@ryoxxx71) August 11, 2020
レイアウトにもこだわりがあり、生活の一部となった伝統工芸品の魅力を感じました。
伝統工芸と一口に言っても、テーブルなどの家具や下駄のように身につけるものから、ハンドクリームのように肌につけるものまで。
全国各地にあるもの、実際に選んだものが店頭に並ぶとまた感慨深いものがあるのではないでしょうか。
伝統工芸品とは芸術やアートとしての価値はもちろんですが、それら全てはかつて日本の暮らしの中にあったもの。
モノは確かにそこに存在していますが、河野さんが伝えたいことはその “背景” にあるもの、職人さんの “想い” です。
“空間” って、一体何でしょうか。物でしょうか。私は物質的なものというよりもそれ以上のパワーを感じました。オンラインで世界中の人と距離を超えて繋がることができる時代ではありますが、空間は最大の繋がりの場所だと感じます。
私は海外旅行が趣味なのですが、アメリカやヨーロッパ、東南アジアの街を歩いていた時に「日本のものって良い意味ですごく質素だな」と思ったことがあるんです。
それは “洗練された” とも “清潔感のある” といった言葉とも同義であります。
ー(YUI)「これまでたくさんの素敵なものとの出会いがあったと思いますが、今回のセレクトショップで販売する作品はどういう基準・コンセプトで選ばれましたか?」
(河野さん)「“想いを持っている方々かどうか” というのが一番強いです。また “僕だからこそこのセレクトをする” というのも意識しました。」
初めてセレクトショップというものに行ってきたのですが、並べられたものには想いがあり、そして河野さんの想いを通して集められていて、魅力はそこにあるのかと思いました。
ー(YUI)「セレクトショップの作品を手にとったお客様にどんなことを感じてもらいたかったか、そこに込めていた思いを教えて下さい。」
(河野さん)「モノ自体の良さはもちろん感じていただきたいですが、そういう生活が自分のライフスタイルに馴染むことの楽しさや、昔からある技法や文化に想いを馳せて、もっとモノづくりの文化に興味を持つキッカケを持ってもらえたら嬉しいです。そして、自分の生まれた国、アイデンティティに誇りを持って生きる人が増えたらいいなと思っています。」
せっかくなので、Vitamin Day CEOへお土産を買って行くことに。125年以上もの伝統をもつ和・京蝋燭の老舗『中村ローソク』さんのハンドクリームを購入しました。こちらは、日本古来の和蝋燭を絶やさないために、ロウソクの原料の櫨(はぜ)をハンドクリームに活用した商品です!ロウソクからハンドクリームへ、伝統を守りながら、そして、変化させながら、暮らしに関わるということに魅力を感じました。
また、『和蝋燭職人からのおすそ分け』という名前もとってもキュートで素敵だなと思ったのです。職人さんや伝統工芸品の魅力を “おすそ分け” してもらった気がしました。
(ちなみに、こちらの商品は日本テレビ『ザ!鉄腕!DASH!!』で紹介されたそうです!すごい!)
職人さんの想いの魅力を知っているからこそ大切にしている河野さんは、facebookライブで職人さんとのトークセッションも開催していました!職人さんというのは確かな技術を持った方を指しますが、その前にはまず志や想いが存在していることが、職人さん自らの言葉から伝わってきます。
高輪ゲートウェイフェスト『日本のモノづくりのいま』facebookページ
ー(YUI)「今回のセレクトショップのような “モノを届ける場づくり” は、今後も予定されていますか?」
(河野さん)「機会をいただければぜひ継続的にやっていきたいです。また、オフラインで僕らの考え方や日本のモノづくり、文化に触れられるような場を作ることは、実は今企んでいる最中です。単純に発信や、セレクトするだけではなく、自分も商品開発から入って一緒に考えるようなことができればと思っています。そちらも今、実は進めているものがあります。笑」
「モノづくり」と言っても、先に宿るのは、モノではなく心かもしれません。心をカタチにすることって素晴らしいですね。細部へのこだわりは実際に五感で感じることのできる魅力で溢れています。
河野さんは今回キュレーターをされていますが、河野さん自身は “表現者” として様々な活動をされています。
もちろん “伝統工芸品” や “職人さんの想い” あってこそのセレクトショップでしたが、河野さんはいつだって自身の考えや想い、今までの経験、クリエイティビティ全てを使って、“表現” されています。
並べられている作品そのものはもちろん、作った方とセレクトした方、それぞれの想いがどう交わっているのか想像してみることは、セレクトショップの楽しみ方の一つかもしれません。
『JapanMade』の活動を通してこれから目指す目標について教えてください。
日本のこのモノづくりの文化を持続可能にすることです。そのために販路に対してインパクトを与えるような事業ができればと思っています。海外への販売やアート作品としてのモノづくりなど色々考えています。
(引用:https://vitamin-day.com/378/)
今と昔の想いや感性と作品と融合させて、新しい価値を創り出す河野さんが仕掛けていくこれからの活動に目が離せません!
河野 涼さんのSNSはコチラ
Instagram https://www.instagram.com/ryokawanophoto/
Twitter https://twitter.com/ryoxxx71
note https://note.com/alluptoyou
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