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【竹内 壮吾さん】『ちょっと格好よく過ごす空間』を目指して! バーテンダーとしてお酒という名の潤滑油と空間と時間をご提供します!

文化人

ビタミンは、生きるために必要な栄養素。『Vitamin Day』では、毎日を頑張る素敵な女性にとって「心のビタミン」になるような、前向きでパワー溢れる男性を紹介しています!

今回ご紹介するのは、渋谷のショットバーで働くバーテンダーの竹内 壮吾さん! Vitamin DayのNanamiが竹内 壮吾さんの魅力をお伝えします!

お名前(ふりがな):竹内 壮吾(たけうち しょうご)
血液型:AB型
出身地:埼玉県
身長:182cm

第一印象はどんな風に言われることが多いですか?
「ハキハキしていて丁寧」とよく言われます。

 ーご自身の性格をひとことで表すと?
「冷静で大胆」な性格だと思います。

趣味は何ですか?
街や裏路地を散策するのが好きです。まだ行ったことのない有名な場所へ足を運ぶのはもちろん、知名度のない場所へ何度も赴いては色々と観察することが好きです。
この前も、昼間に新宿の荒木町を2時間くらいウロチョロしていました。昔ながらの、置屋や花街だったりと、時代と共に変化して隠されてしまってる様が、どこが陰があって魅力的な街でしたね。
いつも周りに怪しまれない程度に散策と観察を楽しんでいます。

最近の小さなマイブームは?
マイブームは、部屋で旅番組を観ながらお酒呑むことが、ちょっとした楽しみです。普段から休みがあまり多くはなく旅行へ行けないので、「気分だけでも」と旅気分を味わっています。
そのおかげで、行ったことがない観光名所やその土地のグルメに詳しくなりました!

学生時代は何部でしたか
ずっと、野球をしていました。ちなみに花形のポジションに憧れてましたが、ずっとキャッチャーでした(笑)
キャプテンも務めさせていただいてましたが、嫌われてなんぼの役回りなので、これがしんどいことも多々ありました。
そのおかげで、精神的にとても強くなることができました。しかし、今でも当時のことが夢に出てきて、変な汗かいて目覚めることがあります…….。

人生のターニングポイントを教えてください。
大学時代にロンドンの色んなPUBへ行ったことです。
そこで、PUBに集まる人々のお酒との付き合い方・酒場という空間の概念・スタッフとの関係性に驚き惹きつけられました。
本来は違う目的でイギリスへ行ったのですが、いつの間にかイギリスの酒場巡りがメインになってました。
お酒は酔うための道具ではなく『語らう相手との関係をより良くする為の潤滑油。』『酒場は空間と時間を提供する場。』だと学びました。
イギリスでは、店員さんへ横柄な態度を取る人がいると、お店からつまみ出されます。何故なら、お客さんと店員さんの関係はイーブンだからです。

ー現在の活動について教えてください。
『P.B.O.(プロフェッショナルバーテンダーズ機構)』という団体で、BARという酒場文化の啓蒙活動、バーテンダーとしての技術研磨、社会的地位の向上を目指して活動をしてます。

P.B.O.公式サイトはこちら

ーBARや酒場文化の魅力を教えてください。
人と人との距離感だと思います。皆が共通して”距離感”を持たないと成立せず、また距離感を学べる場所でもあります。
普段BARに行かない方から、BARイメージをお聞きすると現実とは全く違います。例えば、女性に「あちらのお客様からです」と、カウンターの奥にいる男性に目をやってカクテルをお出しする。これは、絶対に行いませんし、させません。
男女問わず、他のお客様に絡むような行為はイエローカード、状況によっては一発でレッドカードです。
BARは色んな個人が集まった共有スペースです。時間と空間を楽しみに来ていただいている中へ、突然土足で入り込んではいけません。
「なんだよそれ、酒呑んでるときくらい面倒な事考えたくないよ」という方の気持ち分かります。BAR以外にもお酒を飲める場所は沢山あるのでそちらへどうぞ。

ー現在の活動を始めたきっかけは?
私の師匠が『P.B.O』の役員理事をしていたので「手伝わせてください」とお願いして活動を始めました。

ー日頃、どんな想いで活動しているのか教えてください。
「遊び」だと思い活動をしてます。仕事だと思っていません。もう本気の遊びです。
あとは、「楽なこと」は選択せず「楽しいこと」を選択するように、日々心掛けています。

ー竹内さんが「楽しい」と思う瞬間はどのような時ですか?
お客様との間に信頼が生まれたと感じる瞬間です。
例えば「今日は何をお出ししますか?」とお聞きすると「竹内は何を出したい?お前が出したいものが今日の俺の飲みたいものだ」と言ってくださるお客さまがいます。
「じゃあ一杯80万円のウイスキーを…」と答えると「それはやめて(笑)」「そんな高級なもんうちにはありませんよ。知ってるでしょうに。いつも通りにお出ししますね」という会話が生まれます。懐を任せたうえでの洒落が粋だと感じます。

ー最も印象深かったお仕事のエピソードを教えてください。
修業を始めたばかりのころ、兄弟子に何杯も水割りを作らされたことが今でも印象に残っています。何杯作ってもダメだしされて、無駄の無い動きや美しく見える所作を意識しても、なかなか合格が貰えませんでした。
「氷を入れる角度はこうだろうか?」「視線をこうしよう」など色々試しましたが、最後までダメでした。
見かねた兄弟子が「お前はどう作るしか考えてない。所作や手順以前に、大事なことが抜けてる」と言われ、「誰のために作るか」ということが一番大切だと教えられました。
「お客様は何軒か梯子して酔いが回ってうちに来ているのかもしれない。」「仕事終わりに今日一杯目のアルコールかもしれない。」「毎回、同じ濃さのもの出してていいのか?」「毎回同じ商品を出すなら機械でも出来る。誰のために誰が作るのか。これがあるからバーテンダーという仕事は存在するの」と言われてシビれましたね。

ーバーテンダーの仕事の魅力ややりがいを教えてください。
ありません。
皆さんが想像するような華やかな仕事でもなく、チャラチャラできる仕事ではありません。
「労働時間なんて概念もなく、コンプライアンス?美味しいの?」という世界です。損ばかりで辛くて報われない場面の多い仕事です。正直、お薦めできません。
100人いたら99人が辞める仕事だと思ってます。
でも、私は絶対に辞めません。その1人が99人を幸せにできる仕事だと思っているからです。

ー目標としている人や憧れの人はいますか?
私の父です。もう亡くなっていますが、会社経営者でした。
父の生き方や思想は幼いころは理解できなかったけれど、今は少しづつ分かってきたように思います。同じ道を歩めるような気がして、父が生前残した書斎の本をよく読んでいます。
『今の私らしい考えや生き方を見つけること』が目標です。

ー将来の目標や夢を教えてください。
独立をしてBARを立ち上げることです。
お店にスタッフもお客様も『日常とは違う振る舞いが出来る』『ちょっと格好よく過ごす空間』そういったBARを作りたいです。
自分を大きく見せるということでは無く、スマートな大人を演じて学べる場所の道具の1つに、「お酒があって欲しい」という願いがあります。

もし宝くじがあたったらやりたいことは何ですか?
ビルの最上階からぶちまけたいです。ロブロイや鼠小僧みたいに。
怒られるだろうなぁ(笑)

好きな女性のタイプは?
「美味しいものは美味しい」「美しいものは美しい」と、素直に感じて相手に伝えることが上手な方がタイプです。

ー好きな女性の仕草を教えてください
よく食べ、よく飲み、良く笑う姿は心の位置を教えられます。

理想のデートプランを教えてください
「何となく」「ノープラン」という言葉が好きではないため、事前にしっかりとプランを決めます(笑)
その日のプランから、どこで何をして、何を目指すのかを決めてから、お店や移動手段を探します。飛び込みで入るなんて絶対しません! お店も必ず予約します!
こんな人間、面倒くさいでしょ?

好きな食べ物は何ですか?
頭に「特上」の付く食べ物が好きです。

技術を磨くだけではなく、酒場文化の啓蒙活動まで酒場文化に深く携わる竹内さん。スタッフもお客様も過ごしやすい空間を提供するという部分にとても竹内さんのBARに興味が湧きました! 素敵なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

竹内 壮吾さんのSNSはこちら
Instagram https://www.instagram.com/sho5takeuchi/

VitaminDay編集部

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