【鈴木 浩文さん】話題沸騰中の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に出演! オーディション合格の裏側、そして俳優と脚本家として目指すこれからとは?
ビタミンは、生きるために必要な栄養素。『Vitamin Day』では、毎日を頑張る素敵な女性にとって「心のビタミン」になるような、前向きでパワー溢れる男性を紹介しています!
Vitamin Day特別企画!「あの人は今どうしてるの?」「もう一度あの人を取材してほしい」そんなファンのみなさまの声にお応えして、リクエストいただいた男性を改めて取材させていただきました!
今回ご紹介するのは、毎週日曜の朝を賑わせる『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の男性初のピンクとなるキジブラザー・雉野つよし役を演じる鈴木 浩文さん! また戦隊シリーズだけではなく、ショートドラマ制作チーム『ごっこ倶楽部』や男性5人組の演劇ユニット『CoZaTo×(コザト)』のメンバーとしても活躍中です! そんな鈴木 浩文さんの魅力をVitamin DayのNanamiがお伝えします!
ーVitamin Dayの記事を出して、周りからの反応はありましたか?
ちょうど舞台の本番中に記事が出たので、共演者のみんなが見てくれていました。それに初めて取材をしてくださったのがVitamin Dayさんだったので、いろんな人が記事を読んでくださり、僕のWikipediaの情報もそこから引用されることが多かったりします。またこの記事を読んで、僕のWikipediaに書き加えてほしいです(笑)
ー最近のマイブームは?
オーバーサイズの服を着ることと、ピンク色のものを見つけることです。
ー前回の取材から、新たに出演された作品や参加されたプロジェクトなどあれば教えてください。
CMや映画などいくつかありますが、一番大きいのはTikTokドラマ製作チーム『ごっこ倶楽部』の立ち上げと、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』への出演でしょうか。
ーTikTokではショートドラマ制作チーム『ごっこ倶楽部』を立ち上げ、脚本と出演をされていますね!立ち上げの経緯を教えてください。
発起人は監督の多田ちゃんです。多田ちゃんが一緒にやりたい4人を選んで声をかけてくれました。
「楽しいことしたいよね」「しがらみばかりで、やりたいことやれてないよね」「とにかく芝居したいね」というようなことを思っていた連中が、もどかしさをもどかしさのまま放置することが、どうしてもできなかったことが立ち上げの理由です。「そういう場所がないなら自分たちで作ろうぜ!」という感じで集まりました。
『ごっこ倶楽部』は、全員が同じ方向を向いていることが、とても魅力的だなと思っています。
ーショートドラマならではの工夫や仕掛けで意識されていることはありますか?
TikTokの場合はすぐに飛ばされて作品を最後まで見てもらえることは少ないので、なんとかスクロールされないように“最初の二秒”を意識して書いています。
また、複数話構成のときは次回への引きにも気を遣って書いています。マンガっぽい作り方といった感じでしょうか? そのような部分が舞台脚本や長編脚本を書くときよりも意識しているところですね。
ー前回の取材から、ご自身に変化はありましたか?(容姿、意識、活動など)
容姿の変化は、役作りのために少し茶髪にしたくらいですね(笑)意識面での変化は良くも悪くも、ほとんどありません。活動としては、役者の他に曲がりなりにも脚本家としてスタートできたことです!
ー前回の取材のときの自分に一言声をかけられるとしたらなんと言いますか?
「脚本を仕事にしていきたい」って言ってたよね?半年後くらいにはできるよ!
あとこれはまったく頭の片隅になかったけれど、ヒーローになるよ!
ー前回の取材から今を振り返って、印象に残っているエピソードなどありますか?
やはり暴太郎戦隊ドンブラザーズ関連が多いですね。「最終の最終のオーディション」と聞き呼び出され、ドキドキしながら東映に行ったら、芝居中に「おめでとう!」と言われました。ついて来てくれていた僕のマネージャーも協力者側で、生まれて初めてのしっかりしたドッキリを経験したので、とても印象に残っています。
また、今年2月9日の製作発表でようやくキャスト解禁した直後は、嬉しいことに連絡がたくさん届きました。連絡が届きすぎて、携帯の電源が落ちてしまったのですが、これも初めてのことだったので、とても印象に残っています。
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ーついに戦隊シリーズの放送が開始しましたが、放送後の反響はいかがですか?
想像以上に反響が大きくて、びっくりしています。
多くの方がTwitterやInstagramでオンエアの感想や考察をアップしてくださっていたり、イラストを描いてくださったりしています。また、事務所にプレゼントやお手紙を贈ってくださる方々もいて、「戦隊ってすごいな」と改めて思いました!
ー今改めて、銀行員を辞め俳優の道に進んだことを良かったと思いますか?理由も合わせて教えてください。
間違いなく、良かったです。もちろん今の仕事だって辛くて苦しいことは沢山ありますが、自分で「やりたい」とちゃんと思って選んだ仕事なので、頑張れてます。うまくいかず大変なことばかりですが、今はそれも含めて楽しく生きられています。
銀行で働いてみて分かったことは、自分が仕事に求めていたものが『お金』や『安定』ではなかったということです。少し話が逸れますが、自分の給料日が何日なのかすら把握していません(笑)
財布にお金がなくなってきたらATMで下ろします。そのときに口座の残高が増えていれば「あ~、何かのギャラが入ったんだな」と思うくらいで、それが何の仕事のギャラなのかも知らないですし、未払いのものがあってもきっと分かりません(笑)そのくらいお金に頓着がなく「生きていけてるし、いっか」みたいな感じです。
僕のなかで一番ウエイトを占めていたのは「毎日笑えるか」「楽しいと思って生きているか」「死ぬときに素敵な人生だったと言えるか」みたいなことでした。それに気付けたことは、本当に大きな収穫でした。
俳優業・脚本家業は、銀行員を経たから選べた道だと思うので、銀行への就職は人生において必要な経験だったと今は感じています。なので、銀行に就職したことも後悔はありません。
ー銀行員時代の経験が俳優に活かされていることはありますか?
俳優業に直接は影響していませんが、自分の内面には活かされていると思います。
電車に揺られて毎日同じ場所に通勤する感覚、曜日に対する価値観、大人としての礼儀やマナーとされているもの、社会人としての常識と言われているもの、会社員としての生活などを知れたことは、自分の人生においてとても重要でした。
それも、今だから思えることですが。しかし、そういうことを学んだうえで、鈴木浩文として役者を始められたことはとても良かったと感じてます。
ー俳優として大きな挑戦の1年になると思いますが、どのように過ごしていきたいとお考えですか?
本当に勝負の年ですよね…。来年、仕事の量や質が変わっていなければ、僕は終わりだと思っています。だから、ドンドン色々な仕事をしたいです。ぜひオファーをください! これを読んでくださっているお偉いさま方各位(笑)でも、自分は曲げずにやっていくつもりです。名前が知られる前と知られた後で、態度や生き方を変えたくないし、仮にそれがマイナスに働くことがあっても、自分の嫌いな自分にはなりたくないので、そこはブレずに過ごしていきたいと思います。
ー鈴木さんが仕事や生きていく上で曲げたくない信念やポリシーを教えてください。
仕事をするうえでいつも思っていることは「いい気にならない」ということです。
ぼくは天狗になっている人やイキっている人が苦手なので、「そんなふうには絶対にならない」と誓って仕事をしています。
また、生きていくうえでは「楽しく過ごすこと」がポリシーかもしれません。しかし、そのうえで「親を悲しませることはしない」「子供の頃の自分に見せて恥ずかしい自分にはならない」「家族や友達が自慢できる人間になる」といったことは大切にしています。
ー俳優の仕事の醍醐味を教えてください。
やはり、いろんな人生を体験できるのは楽しいですね。演技は、普段僕たちが普通に生きている中で、無意識にやっていることを意識的に行いますが、それを無意識でやっているように見せなければなりません。それは面白いところだと思います。
また、その撮影が終わるとそのチームでの仕事は終わります。次の撮影では別のチームで仕事をする…。この出会いと別れの繰り返しも、俳優の仕事の味わいの1つだと思います。
ー『CoZaTo×(コザト)』での活動はその後いかがでしょうか?
おかげさまで、コザトの存在を知ってくださる方が増えました。本当にありがたいことです。
しかしまだまだコザトとして仕事をいただけるまでには達しておらず、それは僕らがもっと精進していかなければならないところではあると思っています。が、できれば今年中にはチームとしてメディアでの仕事ができれば嬉しいです! なので、オファーお待ちしています! お偉いさま方各位!!(笑)
ー『CoZaTo×(コザト)』のどこのユニットにも負けないと思う魅力を教えてください。
“絆”でしょうか? いや臭いですね(笑)
でも、6年一緒にいますから、俳優として良い時期も悪い時期も知っています。プライベートでの浮き沈みも知っています。メンバーそれぞれの長所や短所、キャラクター、人間性など、本当に色々と知っています。
だからこそ、お互いに愛着があり仲が良いです。もちろん揉めることもありますが(笑)この絆は、『CoZaTo』ならではの魅力だと思ってます。
そしてチームのメンバーとして助け合うことはもちろんですが、俳優としてライバルでもあるという関係性も、結構気に入っています。
恐らく、メンバー個々で戦うときっと負けてしまう部分もあると思います。でも『CoZaTo』の5人が集まれば負けません。全員がそう思っている気がします。
ー俳優は表舞台で脚本業は裏方と性質が違うように感じるのですが、鈴木さんにとってこの2つの職業の関係性をどう捉えていますか?
関係性…難しいですね。
でも“脚本を読める”かどうかが、良い役者かどうかの分かれ道だと思うので、自分で脚本を書くことは役者業の助けにもなっているのではないかと思います。書くことが役者としてマイナスに働くことはないと思いますし。
あと個人的にですが、脚本と役者は同時にできますが、演出と役者は同時にできないです(笑)
以前、舞台で演出と出演の両方をやったとき、芝居をしながら演出のことを考えてしまい、芝居に集中しきれなかったので。でも僕の場合、脚本と役者だとそうはならないので、今は両立できているのだと思います。
ー脚本を読むときにどんなことに意識を向けていますか?読み込む際のルーティーンのようなものがあれば教えてください。
「何を伝えたいシーンなのか」「その中で自分のキャラの役割はなにか」ということを意識して読んでいます。これが分かれば芝居の構成ができますし、そのキャラとしてすべきこと、していいこと、しない方がいいことなど、線引きが出来ます。そうすると、組み立ては早いのかなと思います。
ー俳優や脚本業など日々お忙しい鈴木さんを突き動かす根源は何ですか?
やはり「楽しい人生にしたい」という想いが原動力でしょうか? 一度きりの人生をもっと楽しく生きたいと思い銀行員も辞めて、故郷も離れました。
お金は真っ当な生活ができる分だけあればそれで良いと思っているので、あとは好きな人たちと一緒に楽しく生きられる道を進んでいきたいと思ってます。
ー過去に最も苦労したことを教えてください。またそこで何を感じましたか?
苦労、なんでしょう…。辛い中で頑張ったのは銀行員だけれど、苦労して頑張ったのは大学受験でしょうか。高校受験で第一志望に落ちて両親を悲しませた実感があったので、大学は「絶対、第一志望に入って喜ばせよう」と思い、高校1年生から受験勉強をしていました(笑)裕福な家庭ではなかったので「私立ではなく授業料が安い国公立にしよう」と思い、人生で一番勉強しました。
改めて考えると、「あの時期は本当に苦労して頑張っていたな」と思います。だからあの時期だけは本当に頭が良かった気がします。…あの時期だけは(笑)
今思えば、その期間で学べたことは「人間、やる気さえあれば自分の思っている以上に頑張れる」ということですかね。
ーオフの日の過ごし方を教えてください。
家から一歩も外に出ません。食べて寝て、食べて寝てを繰り返して、翌日になります。
ー今一番頑張っていることを教えてください。
役者業と脚本家業の両立です。
現在は基本的に戦隊の撮影に集中していますが、待ち時間や撮影が終わった夜、そして撮影が休みの日などに脚本を書いています。
大変ですがやりたかったことをやれているので、幸せです。
ー脚本を書くことは鈴木さんにとってどんな意味を持つのでしょうか?俳優業とはまた違った表現活動をする理由を教えてください。
俳優はある程度制限のある中で表現をすると思っています。でも脚本を書くことは、その制限がありません。ゼロから全てが作れます。そこがとても面白いです! もちろん仕事なので、クライアントの要望などの制限はありますが…。
「こういうのが好き。こういうのが面白いと思っているけれどどうかな?」ということを提示できますし、自分がそう思うストーリーじゃないと書かないようにしてます。
また脚本を書く理由は、単純に「楽しいし、やりたいから」です(笑)
子供のころ指人形とかで一人遊びするときに、設定やストーリーを作ってRPGみたいにして遊んでいました。振り返ってみると「物語を作ること」が昔から好きだったのかもしれません。まだ堂々と『脚本家』と言えるだけの成果も経験も不足していますが、脚本業は楽しいので、これからも続けていきたいと思ってます。
ー鈴木さんにとっての、ヒーローは誰ですか?
両親ですね! 阪神・淡路大震災のとき、僕は小学校入学前で妹は生まれたばかりだったのですが、両親がそれぞれ僕と妹の上に覆い被さり守ってくれました。そのとき父も母も今の僕と同じ年齢くらいの33〜34歳でした。それを思うと本当にびっくりします。
僕は今、「誰かを命懸けで守ることができるのかな」と思います。自分の命より、誰かの命を優先できる両親は誇らしいしですし、僕もそうなりたいと思います。
だから、かつて僕を命懸けで守ってくれた両親のことをヒーローだと今も思ってます。
ーこれからの目標や夢を教えてください。
ようやく役者としてスタートラインに立てたので、来年からは自分の名前で仕事が取れるようになりたいです。ドラマ・映画・CMなど、何でも挑戦をしたいので、まずはオファーして欲しいなと強く思ってます。
また『CoZaTo×(コザト)』でCMに出演をしたり、バラエティ番組を持てるようになりたいですね。
ー好きな女性にしてほしい髪型は?
特にありません(笑)個人的には長いよりも短いほうが何となく好きなのですが、特に要望はありません。
ー好きな女性に着て欲しい服は?
こちらも特にありません(笑)
しかし、個人的に好きな系統はボーイッシュな感じでしょうか。時期によって好きな系統も変わるので、あてにはなりませんが、今は好きです(笑)
ーもし魔法が使えるなら何をしたいですか?
『どこでもドア』的なやつがほしいです。
ー宝物を教えてください。
家族、仲間、友達です!
ーVitamin Dayの読者にひとことお願いします!
まさかの2回目の取材でした! ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました! 以前の取材のときにも書かせていただきましたが、僕のどこかの一面が皆さんにどこか少しでも響くことがあれば幸いです。
以前の記事や今回の取材で、初めて僕を知ってくださった読者の方ばかりだと思いますが、良かったらまたTwitterなどでコメントくださいね! 楽しい取材をありがとうございました!
ーファンの皆様にひとことお願いします!
こんにちは。鈴木浩文です。いつも応援してくださって本当にありがとうございます!
僕はここまでいろいろ書いてきたように「楽しく生きて死にたい」という人間です。捻くれているし、確固たる自分を持っているし…要は、自分がやりたいことをやりたいようにやっているだけなのですが、それを応援してもらえているのは本当に幸せなことだと思っています。
事務所へのプレゼントやお手紙、SNSでのコメントなどでいつも励まされています!
皆さんの思っている倍は…いや、累乗は力になってます! 本当にありがとうございます。
こんな僕が、少しでも皆さんの生活の糧になれているのなら嬉しいです。いつかどこかでお会いできたら、お気軽に声をかけてくださいね! これからもよろしくお願いします!!
今回は、鈴木さんの俳優や脚本家としての考え方や向き合い方を深くお聞きすることができました! 『CoZaTo×』や『ごっこ倶楽部』などジャンル問わず挑戦し続けるからこそ、様々な分野で才能を開花し続けるんだなと感じました。素敵なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!
鈴木 浩文さんのSNSはこちら
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